夫婦別氏を考える その弐
別の角度からの問題提起
前回のブログでざっと今言われている夫婦別氏(別姓)について書きました。で、僕なりに甚だ疑問に思っていることがあります。なぜ、夫と妻どちらの姓を名乗っても良いはずのに夫側の姓を選ぶ夫婦が実に9割で、妻側を姓を名乗るのは1割に過ぎない。という現実です。
ぼく的には、別々の姓を求めるよりこれを問題として世の風潮を変えて行かなければならないと思っています。

”婿養子”というゾンビのように蔓延る死語
めっちゃ大きな老舗の大店を婿として継いだわけでもなく、妻側の親と養子縁組をしたわけでもないのに妻の姓を名乗ると、『あのひとは養子』と言われ、気のせいか軽く見られる風潮がいまだにありませんか? 女性の権利を主張するみなさん!求めるべきはここやないでしょうか?
この『入り婿』という制度。(これも言い方は古臭いなww)実は 我が日本国独特の素晴らしい制度なんです。そもそも欧米社会で夫婦別姓が運動されるようになったのも、結婚したら無条件に夫の姓になることへの反発からのもの。 そして日本以外のアジア諸国では結婚しても妻の姓は変わらず旧姓のままです。もちろん子ども達は夫の姓を名乗るので妻だけお母さんだけが家族なのに姓が違う。これのほうが僕は嫌やなと思いますがおかしいですか?
やるべきなのは、どちらの氏(姓)でもええんやで!運動
過去二回の結婚歴がありますが、いずれも自分(ぼく)側の姓でした。思えば妻側の姓でも良かったよなあとあとから・・・
ちなみに昨年二つ目の✖が付いたのは内緒のなあです。(笑) て、すみません。多方面に迷惑をかけつつ生きております・・
世界に冠たる日本の戸籍制度
何代も前までのご先祖さま、家族の歴史が記されている戸籍は日本の宝です。書いていて俄然、興味が沸いてきたので『原戸籍謄本』を市役所で取ってみようと思う。
原戸籍とは改正まえの旧バージョンの戸籍のこと、らしくて高いのかと思ったら田辺市では750円で取得できるらしい。
要はですね、仕事や社会生活で姓が変わることへの不便、不自由は旧姓使用などを拡充して無くしていこうよ、夫が妻の姓を名乗るのは『婿養子』ではないし恥ずることではない、夫婦が望むなら堂々と選択しましょう!っていうのが僕のスタンス、考え方です。
選択的夫婦別姓制度、選択できるんだからしたくない人はしなくて良いんだからいいじゃない!?と言う向きがあるが、大きな弊害として子どもの姓のことに加えて、この世界に誇れる日本の戸籍制度が変わってしまう、毀れてしまうという懸念があります。
いや、そうやないで!という意見もあっていい。その通りだ!と言ってくださるひとも居て良い。それこそが意見の多様性だと思うのです。

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